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山形県鶴岡市パーソナルトレーニングジムlife body -ライフボディ-
こんにちは!
パーソナルトレーニングジムLifebody鶴岡店、トレーナーの土岐です。
今回は、私たちトレーナーが絶対に防ぎたい怪我についてのお話です。
写真を見ればだいたい想像つくかもしれませんが、その怪我は「大腿骨頸部骨折」
太ももの骨が、骨盤にはまるボール状の部分の根元のところ(くびれになってる)を大腿骨頸部(だいたいこつけいぶ)といいます。
写真だと、左端の◯と、折の文字のあたりです。
骨粗しょう症やその他の要因で骨がもろくなった高齢者が、転倒によってこの箇所を骨折し、そのまま認知症や寝たきりになってしまう方が少なくありません。
年間約10万人が受傷しているとも言われるこの怪我は、非常に予後が悪く、筋肉量を著しく低下させ、体液の循環を妨げ、認知症のきっかけになり、一気に進行させます。
それはなぜか。
この大腿骨頸部には、立っているだけで上からは重力、下からは床反力が加わり、常に剪断力が働いている状態となるため、完璧に骨が癒合するまでは絶対に立ってはいけません。
それにこの箇所はもともと血管が少ないため治りが遅く、3ヶ月は寝たきりでいる必要があります。
となれば、健常な高齢者でも筋肉量はどんどん減少するわけで、さらに寝たきりとなれば、それは加速度的に進んでしまいます。
リンパや血液、ホルモンなどの体液を巡らせる役割ももつ筋肉がどんどんなくなり、さらに姿勢を変えられないためますます体液が滞って脳に巡らない。
するとあっという間に認知機能も衰えてしまうわけです。
これを思えば、転んだ際に手をついて手首や肩を怪我したけど、脚は無傷で済んだ、というのは不幸中の幸いです。
さらに高齢化が進む日本において、今後も増え続けることが予想される怪我であり、深刻な社会問題です。
Lifebodyでは、この大腿骨頸部骨折を防ぐため、特にご高齢の方においては、転倒予防を念頭においてセッションを行っています。
筋肉をつけることももちろん大事ですが、とっさの一歩で足がでる瞬発力なども、忘れてはいけません。
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