これまで、トレーニングの３原理（身体に起こる現象）の解説をしてきましたが、今回からは、５原則（効果をだすうえで守るべき法則）について解説していきます。まずは【全面性の原則】です。

トレーニングをするうえで、鍛えたい箇所や気になる部位、好きなトレーニングメニューなどがあるかと思います。

しかし、その箇所だけ鍛えたり、偏った内容のトレーニングメニューばかり実施すると、結果として同じ関節や筋肉に負荷をかけ続けることになり、さらに全身の筋力バランスが崩れて怪我のリスクが高くなります。

お腹だけ、お尻だけ、腕だけと１つの部位に固執せず、身体の全後面、左右と、全身偏りなくトレーニングしましょう。

また、筋力以外にも持久力や柔軟性と言った、体力を構成する全ての要素をトレーニングしていくことも、健康な身体づくりのために重要です。

日常のどんな場面でも、あらゆる動作に対応できる丈夫で健康な身体づくりのため、【全面性の原則】にのっとって色々なトレーニングをしましょう。